三連休の日記

一日目

起きる。予定がない。「君たちはどう生きるか」のチケットを取る。U-NEXTのポイントが使えたので実質タダだった。U-NEXTのポイントはこうやって使うのか。

観る。凄い。ジブリの映画はラピュタしか観たことがなかった。友達とメッセージで感想を話せて嬉しかった。

丸亀製麺ぶっかけうどん(冷/並)とかしわ天を食べる。最近はとにかくうどんが食べたい。

家に帰ってクーラーを付けて昼寝をする。

起きて、ふた月ほどご無沙汰しているバーへ向かう。電車移動だけで30分と少しかかるので遠いのだ。マンションの自室を出てエレベーターに乗ったタイミングで、マスターから「元気?たまには飲もう」という連絡が来る。以心伝心。

帰り道、四駅ほど手前で降りて歩く。途中で友人に電話する。酔っ払った私の相手をしてくれて有難う…。

 

二日目

歌会の日。午前中何をしていたか全く覚えていない。昨日のことなのに。寝ていた気もするし、溜まっていたお皿を洗った気もする。お皿洗ったのは連休一日目だっけ?Podcast番組をやめた途端に毎日の区切りを意識しなくなったので何もわからない。

暑いと思わなければ汗をかかないのだ、と思いながら最寄駅まで歩いて、まあまあな汗をかく。歌会は楽しかった。知り合いができた。素敵な人たちだった。当たり前のことかもしれないが、皆短歌のことが好きだった。

そうか、短歌のことが好きじゃないと…と思った。

帰りに上野に寄り、友人に教えてもらった人気のラーメン屋に並ぶ。並びすぎだし暑すぎる。ラーメンは美味しかった。美味しかったけどこんなに並ぶか?と思った。何に対してもそう思う。自分はその友人のことが好きすぎるから並びましたが…。

電車に乗るも、暑すぎたのか具合が悪くなり、途中下車する。ポカリを買ってうずくまりさらに汗だくになる。山を越えたので立ち上がってトイレに行き、鏡を見る。メイクをした自分の顔が好きだなあと思う。かなりの汗っかきなので、夏の間はすっぴんがいいのだけれど、どうしようもない。メイクをし続けよう、と思う。

 

三日目

起きて朝ごはんを食べる。朝食を習慣づけると起きたばかりでも何か口に入れようと思う。今までずっと起きたばかりは何も口にしたくなかったのに。

デスクに向かって自分のWebページを作る作業を進める。Jekyllという静的サイトジェネレータで作っている。相変わらず変なところで躓いて全然進まない。公開できる日は来るのだろうか。怪しい。

洗濯機を回している時間で本屋に行く。私は何を読めば…という気持ちになり、想定を超えてかなり長居する。長田弘さんの「私の好きな孤独」と尹雄大さんの「さよなら、男社会」という二冊に決めた。

最近、「私はどう生きるか」という思考をずっとしている。現段階で出した結論めいたものは「もうひとりでやっていくしかない」というもの。「私の好きな孤独」に心を軽くするヒントがあったらいいですね、少しでもよく生きられるといいですね、という気持ちでこの本にした。

「さよなら、男社会」の方は少しめくったときに、自分が身体的に男性であること、そして社会的に男性とみなされていることに対してなんとなくモヤモヤしていることが、ハッキリ言語化されていそうな気配を感じて購入。最近、どのようなふるまいが他者への加虐的行為にあたるのかということを考えていて、そのヒントにもなりそうと思った。あとは普通に、読み物としてかなり面白そうだった。

家に帰って、洗濯機から一部の洋服を取り出し、乾燥モードに切り替える。本の出費があったため迷ったが、横須賀に行く決定をする。

三日分の日記を書きながら京急に揺られる。馬堀海岸駅で降りて海まで歩く。ちょうど日の入りのタイミングで海に着く。

海を見る。

露天風呂から海が見える温泉施設に入館する。視力補強のないぼんやりとした視界で海を眺めながら湯に浸かり、本当にいろんなことを考えた。